【プロが選ぶ】ペンタブレット・液晶タブレット比較【2020】

こんにちは。
清水唯叶です。

イラストレーター・漫画家をしています。

 

デジタルイラストに必須のペンタブレットですが、板タブと液タブどちらがいいのでしょうか?

結論から言ってしまうと、最初から液タブを買ってしまうのが良いと思っています。

 

なぜかというと、2020年現在では安くて高性能の液タブが複数販売されているからです!

みんな液タブに一度は憧れると思うので、価格が下がったのはかなり嬉しいですね。

 

ちなみに私が現在、使っているのはWacom16インチの液タブです。

 
こちらが上記のものより画質がやや下がる分、値段が半額以下になるという素晴らしい商品です。
こっちが個人的にはおすすめです!

 

他にもいろいろ比較検討したい人が多いと思いますので、液タブ・ペンタブともにそれぞれ利点、欠点、私が使用した経験も踏まえて紹介させていただきます。

ペンタブレット(板タブ)

メリット

価格が安い

普通のペンタブレットの一番のアドバンテージは値段だと思います。

初めて買う人や絵を描き始めた人にとっては最初から大金を使うのはちょっと・・・という方も多いと思います。

その点、板タブは安いもので5000円台~2万円くらいの値段で買うことができます。

描いていて手元が隠れない

目の前のモニターを見ながら描くことができるため、液タブやアナログで描くときのように手で描いている部分が隠れることがありません。

その代わり顔は正面を見ながら手はペンタブレットに置いて描くので、ペンの位置に慣れず最初は描きにくいと感じる場合があります

アナログで描いていた人は特に慣れるのに時間がかかります。

デジタルから始める人のほうが適応が早いかもしれません。

軽い、省スペース

安いものは約20㎝×30㎝くらいと小さいため、机の上のスペースをとりません。

基本的にモニター、ペンタブ、キーボードと自分からみて縦に一直線に置くのが一般的なので机の大きさに合ったものを選ぶことも大切です。

液タブではある程度の大きさが必要になりますが、板タブでは大きすぎるとかえって不便になります。

板タブのサイズはS~Mのサイズで選ぶことをオススメします。

Lサイズは腕全体を使って長いストロークで描く人などは便利かもしれません。

私はあまり長いストロークを描かないのでMサイズが好みです。

ワイヤレスで使える

板タブはワイヤレスタイプのものや、配線を一本つなげば使えるものがほとんどですので、机周りの配線がごちゃごちゃすることもありません。

また変換ケーブルが必要になることもないですし、不具合も少ないです。

せっかく絵を描き始めようと思ったのに接続の時点で手間取るとやる気がなくなると思うので、パソコンにそんなに詳しくないという方にもオススメです。

デメリット

描いていて違和感がある

一番の欠点はこれだと思います。

最初はなかなか思い通りの線が引けないことが多いと思います。

結局、Ctrl+Z(やり直し)を繰り返してやっと気に入った線が描けるといった感じです。

 

私は何年か板タブを使いましたが一発で良い線を描けることは少なかったです。

何度も線を引き直すため肩に力が入って、肩こりが酷かった記憶があります。

姿勢の崩れ

パソコン画面を正面にみて「背筋が伸びるので良いのでは?」といった意見もあるかと思います。

それも一理ありますが個人差があります。

 

私の場合は猫背なので背筋が曲がって首が伸びる体勢になってしまい疲れてしまいました。

また椅子に寄りかかって仰向けに近い腰に負担がかかる姿勢で描いてしまうこともあったため、どちらかというと姿勢は崩れることが多かったです。

オススメのペンタブ

・Wacom Intuos Small

値段も安く、お絵かきソフトも付いてくるので、これから始める初心者にオススメ

上達してくるとちょっと小さいと感じるかも。

 

・Wacom Intuos Medium

smallサイズより値段がやや上がりますが、mediumサイズが個人的には一番使いやすいので、初心者~上級者まで幅広い人にオススメ。

上達してきた後もずっと長い間使えます。

絵の仕事にも充分使えるものです!

ちなみにLargeサイズは個人的にはおすすめしません!

場所を取るだけのことが多いので。

 

また板タブだったら信頼性の高いWacomのもので良いと思います。

それほど他のメーカーと値段は変わらないです。

液晶タブレット

 

メリット

1.紙に描くような感覚で描ける

アナログに近い感覚で描けるため、慣れるのに板タブより時間がかからないと思います。

また液晶保護フィルムで紙のような質感のものもあるので、よりアナログに近い感覚で絵を描くことができます。

ただし、ペンの芯の減りが普通の保護フィルムより早くなるので注意が必要です。

2.アナログで描いていた人も慣れやすい

これは上記と同じ理由になりますが、アナログからの移行であれば、液タブをオススメします。

アナログで描いているときのインク代や紙代などの費用を考えれば、少し高い液タブでもトータルでは良い自己投資になると思います。

3.作業が効率化される

板タブのように何度も線を引き直したりする頻度が減り、作業スピードが向上します

また液タブのモニターが2つになるということなので、もう一つのメインモニターでイラスト全体を写すことができたり資料を写したりといった使い方もできるようになります。

逆に絵を描いていないときには液晶タブレットのほうをサブモニタとして使うこともできるので便利です。

4.姿勢が崩れにくい

液タブだと顔が下を向くので背筋が曲がり姿勢が悪い気もします。

個人的には無理のない姿勢なので身体への負担は少ないと思います。

ただし、人によっては顔を近づけすぎて描く人などいますので、人それぞれ楽な姿勢で描けるものを選んだほうがいいです。

近くの家電量販店などで試しに使ってみるのをおすすめします。

デメリット

1.価格が高い

一番のネックは価格です
最安値の板タブと比べると約10倍違います。

とはいえ、最近は比較的安い海外製の液タブなども登場しています。

また、ワコムでも13インチや16インチのもので低価格のものも登場してきていますので以前に比べれば手が出やすくなりました。

2.机の上のスペースをとる

液晶タブレットはサイズの大きいものが多くスペースが必要なため、ご自分の机の大きさに合ったサイズのものを購入するのがいいかと思います。

買ってから置けなかったり、他の周辺機器が置けなくなってしまったりといった問題が生じないように注意しましょう。

 

基本的に使用してみた感じだと15インチ以上の液タブをオススメします。

理由はソフトを起動した際にツールパレットやレイヤーなどのスペースで実際に描くことができる描画スペースは減るからです。

店頭に行って液タブを実際に試せるので、使ってみて必要なサイズを考えたほうが無難です。
(ちなみに私は田舎に住んでいるので家電量販店には液タブは置いてありませんでしたw)

3.コードが多くなる(PCの拡張が必要な場合も)

液晶タブレットも最新のPCであれば少ない配線で接続できますが、少し古いPCだと変換ケーブルが必要になったりと配線が増えてしまうことがあります。

4.目が疲れる

液晶に目を近づけて描いてしまう場合、目が疲れやすいことがあります。

アナログでも描くときに顔を近づけてしまう人は注意が必要かもしれません。

とはいえ、趣味で一日数時間の使用であれば、それほど疲れたりはしません。

基本的にはPCやTVを一日中使っていたら疲れるというのと同じ感覚です。

オススメの液タブ

・Wacom One

最近発売されたモデル。

13インチと小さめのため使用しやすく、Wacomの液タブの中では最も低価格

初めてWacomの液タブを使ってみたい人にオススメ。

・iPad Pro12.9インチ

外でも作業したい人はiPadの購入を検討してもいいかも。

私もこのサイズで持っていますが充分描くことができました。

ただ私は引きこもりなのでiPadは基本動画や音楽の再生用に使っています。

 

・Wacom Cintiq Pro 24

かなり本格的なプロ仕様

大きさも十分でプロのイラストレーターが使用する液タブの代表格。

本物のキャンパスに描いているような感覚に近づけたい人におすすめ!

値段は高いけど、信頼性のある液タブ

・HUION Kamvas Pro13

全液タブの中でトップクラスの低価格

サイズは13インチで小さめ

液タブを使ってみたいけど、予算がない人におすすめ。

・HUION Kamvas Pro16

Wacomの液タブと比べるとかなり低価格でありながら、画面の大きさや筆圧感知が優秀な液タブ。

本格的に描きたいけど、予算を押さえたい人にオススメ

画面サイズのバリエーションも3パターンある。(13、15、21インチ)


以前は板タブや液タブといえばWacom一択でしたが、最近は他のメーカーでも低価格で良い商品も増えています。

信頼性のあるメーカーを選びたい人はWacom製を。

こだわりのない人は他のメーカーを選んだほうが低価格に抑えられます。

液タブの使用レビューに関してはYouTubeにたくさん動画が投稿されているので、「液タブ レビュー」とかで検索して、そちらも参考にしてみると良いと思います。

実際に使用した経験

私は最初に紙に落書きをしていたのですが、PCで絵を描けることを知り板タブを買って本格的にイラストを描き始めました。

最初に買った商品はbanbooという商品でサイズも上記で紹介したsmallサイズでした。

これでも最初のうちは描くのに十分だったのですが、次第に線画の強弱や塗りの質感など出すために筆圧感知が高いものが欲しくなりました。

 

そして次に買ったのがintuos5という板タブです。

サイズもMを選び十分快適に使うことができていました。

ただ線が思うように引けず、線画を何度も引き直さないといけない点がネックでした。
そのため厚塗りの手法で描いていました。

 

次に筆圧感知が2倍になった点と、サイズが16インチと自分の環境に合っていると感じてcintiq16の液タブを購入しました。

使用した感じでは特に不便はないし、サイズもちょうど良いので描きやすいです。

ペンタブで感じていた線の描きにくさも減り、ペン入れしやすくなりました。

しかし最近(2019年1月中旬)、値段が半額でcintiq16の2K 画質バージョンが発売され、もう少し待てばよかったと後悔しています。

正直、4K画質である必要はないかなと感じていたので、安いほうが良かったというのが本心です。

結果論ですが、必要だと思ったときに買って自分にとって利益があったので後悔はないです。

私が実際に使用している液タブ

・Wacom Cintiq16 FHD

下記が新しく出た2Kバージョンの16インチ液タブです。
Wacomのものにしてはかなり低価格でサイズもちょうど良いので個人的に一番オススメです。

・Wacom Cintiq Pro16 

下記が現在、私が使用しているものになります。

4Kの画質で描くことができる点が最大の長所です。

その他は上記のものとスペックは同じなので、こちらを買うよりは上記の商品をオススメします。

4Kのほうが細かい描写ができるので、緻密なイラストを描く方はこちらを検討してもいいかもしれません。

まとめ

結論を簡単にまとめると

今は3~4万円くらいで液タブが買えるので、最初から液タブを買ってしまうのがオススメです。

・数年、絵を描いてこれからも続けられそう

・線を綺麗に引きたい

・仕事をもらえるようになったから効率アップしたい!

という方は迷わず液タブを検討してみるといいと思います。

 

個人的には効率性の部分で液タブにすることを決めました。

いずれにしてもペンタブ・液タブはそれぞれ高い買い物ですので、この記事を参考になれば嬉しいです!!

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