こんにちは。
清水唯叶です。
私は現在フリーランスでイラストレーター・漫画家をしています。
最近の流行りを参考にしながら、個人的に服を描くときのポイントをまとめてみました。
線画3つ、着色3つのポイントを見つけましたので、ご紹介します。
具体的にポイントを説明していきます。
服を描く際の3つのポイント
引っ張られる方向を考える
地球には重力があります。
服においても重力が働きます。
つまり基本的にはシワは下に落ちます。
とはいえ、服のシワは必ず垂直には落ちません。
方向を考える際には「支点」を考えます。
この支点は◯印がついている主に出っ張っているところです。
たとえば、肩や胸などです。
②出っ張っているところに引っ張られる。
この2つを覚えましょう。
関節にシワが集まる
シワは出っ張っているところに集まると上で紹介しました。
逆に凹んでいるところにも集まります。
それが関節部分です。
関節部分は曲げ伸ばしされるため、動きによってシワが発生します。
関節部分にシワを描いておくと、それだけで「それらしく」なります。
「それっぽい」という感覚がイラストにおいては大事です。
膨らんでいるところ、凹んでいるところを考える
上の2つではシワのできる部位において説明しました。
ここでいう膨らんでいる、凹んでいる部分は「シワそのもの」です。
シワは凹凸でできています。
基本的には塗りの時に光と影で表現すればいいので、「ここではここは膨らんでいるな・・・」、「ここは凹んでいるな・・・」というイメージをもって線を引きましょう。
だいたい影をつける位置の目安をつける感覚です。
服を塗るときの3つのポイント
2段階の影で表現
影に使う色数は好みでOKです。
しかし、ある程度の立体感を出すには、薄い影、濃い影と2段階は必要です。
影の数を多くすれば、さらに立体感を出すことができます。
厚塗りの場合はかなり多い色の数になります。
(色同士が混ざるため色数が増えたようになる)
最近のイラストはリッチなものが好まれるので、影や光で立体感を出すことが求められます。
色を単純なグレーにしない
影は暗いというイメージから黒やグレーを想像しますが、単純な色ではありません。
周りの色が反射光となって影に色をつけるからです。
そのため、青空の下だと影はやや青みがかって見えます。
そういった色味を加えると立体感が出ます。
また反射光を入れるとさらに奥行きが出ます。
影の境界に色を入れる
これは比較的、最近の流行りだと思います。
影の境界は基本的に一番暗い影になりますので濃い影をつけます。
その代わりに反射した色を入れるイメージでしょうか。
色味が加わるのでイラストがリッチに見えます。
つまり情報量が増えるということです。
これをやるだけで最近の絵柄っぽくなるのでオススメです。
イラストソフトにもこだわってみる
ソフトの機能をうまく使って効率化したり、豊富なブラシがある、よく使う色を登録できるなど高機能なイラストソフトがあります。
楽できる部分は楽して、効率的にたくさん絵を描けば上達も早いです。
僕はCLIP STUDIO PAINT PRO がオススメです!
こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

まとめ
服を描くときのポイントを簡単にまとめると次の6つです。
・関節を考える
・凹凸を考える
・2段階以上の影を使う
・影の色を考える
・影の境界に色を足す
みなさんが楽しくイラストを描く際の参考になれば嬉しいです。
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